勇哉さんが私を見失って困っている。
そのまま通り過ぎて行った。
「……聞いてたんだよ。あの人から。川崎さんがここに来ること、あの人がついて行こうとしていることも」
え……。
「私を助けに来たんですか……?」
森川さんはやや視線を外した。
「有給消化のための観光ついでだ」
いやその言い訳むりがあるでしょ!
「森川さん……借り返せませんよ私……」
「別に貸したつもりはない。ついでだよ」
ああ。
いい人だな。
「どこに泊まるの?」
「この近くのビジホです」
「送っていく」
「え?」
「見つかったら厄介だから、そこにいた方がいい」
確かに。
「はい。そうします」
森川さんと身を隠しながら予約したビジホに行った。
無事到着。
「ありがとうございます。助かりました」
と頭を下げたら、森川さんは受付に行った。
「今日部屋空いてますか?」
は?
「はいございますよ」
「じゃあシングルで一泊」
え?
「森川さん泊まるんですか……?」
「せっかく来たからたっぷり見て回るよ」
なんでここまで。
そんな見え透いた嘘ついて。
「森川さんなら、もっと素敵な人見つけられると思いますよ。この時間がもったいないですよ」
申し訳なさすぎる。
「……俺にとっては大事な時間なんだよ」
そう言うとホテルから出て行ってしまった。
そのまま通り過ぎて行った。
「……聞いてたんだよ。あの人から。川崎さんがここに来ること、あの人がついて行こうとしていることも」
え……。
「私を助けに来たんですか……?」
森川さんはやや視線を外した。
「有給消化のための観光ついでだ」
いやその言い訳むりがあるでしょ!
「森川さん……借り返せませんよ私……」
「別に貸したつもりはない。ついでだよ」
ああ。
いい人だな。
「どこに泊まるの?」
「この近くのビジホです」
「送っていく」
「え?」
「見つかったら厄介だから、そこにいた方がいい」
確かに。
「はい。そうします」
森川さんと身を隠しながら予約したビジホに行った。
無事到着。
「ありがとうございます。助かりました」
と頭を下げたら、森川さんは受付に行った。
「今日部屋空いてますか?」
は?
「はいございますよ」
「じゃあシングルで一泊」
え?
「森川さん泊まるんですか……?」
「せっかく来たからたっぷり見て回るよ」
なんでここまで。
そんな見え透いた嘘ついて。
「森川さんなら、もっと素敵な人見つけられると思いますよ。この時間がもったいないですよ」
申し訳なさすぎる。
「……俺にとっては大事な時間なんだよ」
そう言うとホテルから出て行ってしまった。



