【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

一人で電話をとりながら、様々な要望に応えてあっという間に終業時刻。

明日必要な資料を机に出すと、部屋のドアが開いた。

勇輝さんだった。

「明日は空港で待ち合わせだ。もう帰りなさい」

「はい」

私はパソコンをシャットダウンした。

すると机の上に紙袋が置かれた。

これはまさか……

中を見ると、また高価な服。

「それを着ていきなさい」

「ハイ……」

彼は出て行った。

大きなショッピングバッグを持って私は会社を出た。

そして、待っている勇凛くんの元へ。

待ち合わせのカフェに行くと、私服の勇凛くんがいた。

「勇凛くんお待たせ!」

振り返る勇凛くん。

「七海さんお疲れ様です」

天使のような笑顔。

またほのぼのした日常に戻った気分だった。

「明日は何時に出発するんですか?」

「空港に8時だから、一時間前には家を出ようかなぁと」

「そうですか……できるなら空港まで送りたいです。でも明日は研修で……」

勇凛くんが申し訳なさそうにしている。

「気持ちだけでも嬉しいよ。ありがとう」

胸が温かくなった。

「あの、七海さんを家まで送ってもいいですか……?」

「うん。私ももう少し一緒にいたい」

私たちはカフェからでて、家に向かった。