死にたがりが生きるには

「あっち〜」

まだ6月だってのになんでこんな暑いんだよ。
まじでリアル熱帯夜じゃん。

はぁ。

やっとの思い出着いたコンビニ。

『テレレレレーテレレレー』

自動ドアが開いて音がなる。

しばらく食品コーナーを物色していると、制服を着た男子を見つけた。


何あいつ。
今日は平日だってのにサボりかよ。

フッ

自分で言うのもだけど、自分のことは棚に上げて人のことをグチグチ言うなんて、サイテーなやつだな。

こんなんだから社不なんだよ。

ア‪‪‪︎︎゙ぁ‪‪‪︎︎゙ッ イライラしてきた。

早く買って帰ろ。

そう思って、おにぎりの棚に手を伸ばす。

「あっ」

「ぁあ‪”‬?」

気づくとあのサボり男子がウチの取ろうとしたおにぎりを取ろうしている。

昆布のおにぎりラスイチなのに。

「あ、ごめんなさい。」

「チッ」

どうせ思ってないくせにいちいち謝ってくるんじゃねえよ。

はぁ、ほんとイライラする。

もういい。めんどくさい。

「はぁ。もういいよ。取れ。」

大好きな昆布はないけど、他の気になってたサンドイッチにしよう。

さっさと買って早くどこかに行きたい。

「…お願いします。」

サンドイッチとプリンを片手にレジに出す。

「あ、あの。ありがとうございます。」

サボり男子がお礼を言ってきた。

「あ?別に。」

どうせ上辺だけの言葉なのに嬉しくなってしまう自分がいる。

しかも、よく見るとサボり男子意外と顔面偏差値高いな。

礼儀も良くてイケメンでスタイルもいいとなるとこりゃモテるんだろうな。

ウチもあんな風になれたらよかったのに。

そんなこと思ってももう遅いけど。

そう思いながらコンビニを出た。