後日オリヴァーが訪ねてきたときに、フリンクが骨を気に入っていたとルイーゼは礼を言った。「おやつとして好きだからね」と笑う彼に、ルイーゼは慌てて声を上げる。
「あ……っだめ、オリヴァー様!」
しまった、とオリヴァーは口を押さえたけれど、もう遅い。『おやつ』を聞き逃さないフリンクは興奮してオリヴァーに飛びついた。
「何も持っていないんだけど、どうしたものかな」
フリンクはもうすっかりおやつが貰えるものと思って大はしゃぎだ。ふたりは顔を見合わせ困ったように笑う。ルイーゼが根負けして、使用人を呼びおやつを用意させた。「少しだけだよ」とフリンクにおやつを与えるオリヴァー、嬉しそうに鳴き飛び跳ねるフリンク。ルイーゼはたまらず声を上げて笑った。


