鈍感な私は愛されヒロインです!?

瀬名くんは楽しそうに手を叩いて笑う。
「おお、黒崎、かっこいいじゃん」
「……別に」
黒崎くんは照れ隠しに机を軽く叩くが、目の端が少し笑っている。

月城くんは冷静に
「……ほんとにお前は不器用だな」
とつぶやき、でも微笑んでいるように見えた。

「やっぱり、黒崎くん、見た目より優しい……」そう心の中でつぶやいた。

液体を混ぜ終わった後、班で片付けをしていると、瀬名くんがからかうように話しかけてきた。
「ひより、こういうの慣れてるのか?」
「うーん、実験は得意じゃないけど、慎重にはできるかな」
「ふーん、なるほど、さすがだな」
私は少し照れながらも、ちゃんと手順通り片付ける。

黒崎くんはそっと、私の手元を手伝いながら言った。
「無理すんなよ、俺も手伝うから」

私はその言葉が嬉しくて、
「ありがとう、黒崎くん」
と微笑みながら言った。

瀬名くんは楽しそうに笑いながら
「こういうチームワークも悪くないな」
とつぶやいた。