鈍感な私は愛されヒロインです!?

瀬名くんは嬉しそうな顔をして、私の方へ椅子を近づけて座った。
「そっか、じゃあ俺の話でも聞くか?」
「え、話って何の話?」
「このクラスの面白い秘密とかさ」

黒崎くんは横でため息をつきながら、軽く目を細める。
「おい、余計なこと言うなよ……」

月城くんは本を読みながらちらりと見て、淡々と言った。
「……ほんとに落ち着かないやつらだ」

私は小さく笑いながら、みんなの会話を聞く。
「でも、楽しそうだね」

瀬名くんはにやりと笑いながら、軽く肩をすくめる。
「まぁ、毎日こんな感じだな」

クラスは相変わらず騒がしいけど、休み時間のこの空気も悪くないと思った。