ヒミツを知るのは私だけ!?


「言うのう湊。遊園地来たとたん積極的よのう。なんでじゃ?」
「るせぇっ」

照れてるー、なんて美嵐くんがちゃかしだすから湊くんはごまかすように咳ばらいをすると、氷雨くんと一緒にキーホルダーを六人分手に取ってくれた。

「まあ……なんだ、同世代の女子で俺らのこと知ってんのお前だけだからな。なんつうの?特別なんだよお前は。だから変に悩むなってことだ」
「だな、お前は飯食ってヘラヘラしてるのがかわ……丁度いい」

ひそひそ。
可愛いと言いかけた氷雨くんに対し私へとひそひそ。

「この氷雨先輩本物?」
「ニセモノとおれは思う」
「なんじゃ氷雨まで」
「うるせーな。お前ら花耶に過度に近寄んな、飯抜きにすんぞ」
「……そんな事言う権利、氷雨にはないじゃろうに」
「あ?」