「で、どこに行くんだ?」
「美嵐、ちゃんと効率のいいまわり方しろよーめんどいから」
「どこって、全部に決まってるでしょ!!そんな大きいとこじゃないんだから」
は?全部?と湊くんと氷雨くんの声が重なり、二人して嫌そうな顔をするのも同時だった。
「よし!ならがっつり行こう、ジェットコースター!花耶、おれのかっこいいところ見ててね!」
──席でどう座るかもめたりしたけど、待ち時間がなくスムーズに乗ることが出来た。……けど、
「おえー……き、気持ち悪っ」
「乗る前の意気込み、どこに消えたんじゃ」
壱心くんがひとり青ざめていた。
「大丈夫か壱心」
「ひ、氷雨……!」
「仕方ねーから俺が次のコーヒーカップ、かわりに死ぬほど回してやるよ」



