「だから花耶、お前は何も悪くねーってことだ」
「むしろ、花耶がおれたちをせめていいんだよ」
私が?みんなをせめるなんて……そんなこと……
「しないよ私、そんな……」
出来る立場じゃない。出来たとしてもしないけれど。
というより……
「あの……五人とも、お互いが総長さんってわかってたの?最初から?」
なわけないよね?と思うも、工場での事があってからも、みんな変わらない様子だし……。
もしかしたら会ったじてんで察してたとか……。
だけど、湊くんをはじめ四人とも横に首をふった。
「いや、俺らも最初は知らなかったぜ?ただ、同居してから行ってた集会で、聞き慣れた声にもしやとは思ってた」
「そうそう!けど、家では互いに聞きはしないままいて……今回の件があって、助けに行くぞコラー!って僕たち全員干支のパーカー着てて」
「やっぱり?みたいな展開じゃったな」
そうだったんだ……。
でも、休戦協定があるからさわぐことなく共闘して、今の生活にも支障がないってことなんだ。
なんか……さっきから驚いてるのに変に冷静だ私。
「……じゃあ、最初にしてきた忠告みたいなものは……」
「総長としてはさほど周りに顔割れてねーし、バレてさわがれんのはめんどくせーと思ってたからだ」



