でも……それは今だけで、お互いのことを知ってしまった以上、同じ場所で生活なんかしていけない、とか言われたりするんじゃないかっていう不安にかられたりもしている。
熱が治ったら詳しいことを話してくれると言っていたけれど、その不安があるから自分で話を振る勇気は……ない。
「うるせーな。さわいでねーで座れアホ共」
「ちぇー、ふぁーい。座ろ壱心先輩」
「おれは花耶のもとへ!」
「あ、待ってよ僕も!」
文句を言いながらも自分で飲み物を取りに行っていた二人が私の方へと走り出すも、氷雨くんにつかまれそのまま私が座る方とは逆側へと連れて行かれた。
すると、なぜか湊くんも一颯くんまでもが氷雨くんたちの方へと移動し、私はテーブルをはさんで五人と向き合う形となった。
「え?あの……」
まさか、いだいていた不安が現実になるのでは?



