ヒミツを知るのは私だけ!?


布団を握りしめ、お礼を告げると美嵐くんや一颯くんが頭や背中をさすってくれる。
壱心くんは湊くんにつかまれ動けず。氷雨くんだけが何も言わず部屋を出ていってしまう。

『照れ隠しだ』なんて美嵐くんたちは話すけど、すぐに氷雨くんは戻ってきた。

「薬飲むために少しでいいから腹にいれろ。残していい」

トレーにのるおかゆとともに。

「待って氷雨、ふーふーしないと!おれが一口ずつしてあげ──」
「熱々のまま、お前にぶち込んでやろうか壱心」
「え?おれも食べるの?スプーン……一個しかないけど、ふふ」
「きしょくわりーんだよ!なにがふふ、だ」

過去一、氷雨くんの大きな声を聞いた気がする。

「……今のは氷雨先輩と同じ気持ち僕。ね、おじいちゃん先輩」
「じゃな」
「……まぁ、あれだ。詳しいことは治ってから話してやる。だからちゃんと治せよ」
「うん……」

湊くんへ頷き、私はおかゆをそっと口へ運んだ。