「みんな、どうして工場?みたいなところに男の子たちも私もいるって分かったの?」
一颯くんを撫でる手を止めれば、五人とも真剣な顔つきへとかわる。
小さく息を吐いて話し始めてくれたのは湊くんだった。
「俺と氷雨、それに一颯がタイミング重なって帰ってきた時、玄関が開いた。おまけにぐちゃぐちゃの靴とマットがあって」
うんうん、と湊くんの隣で頷く氷雨くんも話を繋げるように話してくれる。
「そこに来た壱心と美嵐が、あわてて花耶の部屋へ走ってお前を探しに言った時に、壱心がお前の机にぶつかったんだ。……それで、この刻印のカードが見つけられたわけだが」
干支のカード……私が渡された封筒に入っていた五枚のカードを氷雨くんはポケットから取り出した。
やっぱり、何か意味があることだったんだよね。私が想像するより大きな意味を持つような。



