ヒミツを知るのは私だけ!?


謝ると、氷雨くんが咳払いをして私へ水のボトルを渡してくれた。

「昨日、帰ってすぐ薬飲ませて寝かせたんだ。それも覚えてねーのか?」

どうしよう……。全く覚えてない。
もちろんみんなに助けてもらって、帰ろうって言われたところまでは覚えてる、けど。

「ごめん……」
「ま、いい。それと一応昨日も軽くは確認したが、怪我はしてねーんだよな?」
「うん」
「なら良いんじゃが……」
「転んで押さえられてたあの時は……少し痛かったけど、それ以外は大丈夫だから」

うるうるとしてる一颯くんがかわいくてつい頭に手を伸ばしてしまう。
本人はわけわからなくても撫でられたまま。

「よし、ならもう一回おれ行ってこうようかな」
「僕も行こっかなー」
「だ、大丈夫!」

また喧嘩なんてしてほしくないし!

それより、なんであの場所ってみんな分かったんだろう。