美嵐くんの視線は未だ痛がりつつも嬉しそうな壱心くんへと向く。
「いちいち花耶の確認すんのに顔ちけーんだよ」
「だって、息してるかと気になるでしょ?」
「それでも手で確認すりゃ済むんだよアホが」
「おれは顔もみたいし……なんならキスもするよ。まだ出来てないから。……どう花耶、今しておれに風邪をうつしていいよ」
えっ……。
「そ、それはちょっと……」
こりずに私のもとへと来て、顔を寄せてくる壱心くん。思わず整った顔に見つめられては恥ずかしくて目を泳がしかけるも、
……後ろの二人……いや、四人の顔がこわいの。
そして湊くんが壱心くんの首根っこをつかむと氷雨くんたちからも一撃ずつもらい床へと転がった。
「お前もお前だ花耶。壱心ごときに赤くなってんじゃねぇよ」
「ごとき!?おれ、ごとき!?」
「ご、ごめん?」



