ヒミツを知るのは私だけ!?


ふわりと体が持ち上げられ、みんながそばにいることでうまれる安心感に包まれる。

「おれが抱っこする!!」
「壱心うるせーさわぐな、もう一発欲しいか?」
「いらないよ!……って構えるのなし!」

……と、怒られたり怒ったりしている声を耳に、私は目を閉じた──










「──いった!!」


ものすごく近くで聞こえた声に驚いて、まぶたがいっきに開いた。

「……はぁ、ほら見ろ。花耶のやつが起きちまったじゃねーか」
「お前こりねぇよなほんと」


床で頭をさする壱心くんに、あきれている湊くんと氷雨くん。
私の寝起き早々、何があったのかと体を起こし首をかしげれば、にこにこと美嵐くんがベッドに座った。一颯くんも一緒に。

「花耶先輩が中々起きないからって、ちゅーかまそうとして氷雨先輩と湊先輩のげんこつ食らったの」
「ぼくも少し前に同じことして同じように食らったんじゃ」