具合が悪いにしても、このような場で寝そうになる自分の肝ったまに内心おどろく。
……けれどそれより、私がうつらうつらをくり返しているうちに、いつの間にか鳴りやまなかった足音やさわがしい声が消え去っていたことに気付いた。
シンと静まり返っている空気……みんなの声すらも聞こえず、ふわふわとした意識をはっきりと取り戻す。
も……もう、目を開けてもいいのかな?
でも、いいよって言われない限りはやめておいた方がいいのかもしれない。
そう思って、耳をふさいでいた手だけを浮かせれば、私を安心させる声が聞こえてきた。
「……ふぅ。……いや!ふぅじゃないよおれ!!光のごとく花耶のもとへと走るんだ!」
「僕、おっ先ー!」
「ぼくもいかねば」
「あ!待ってよ美嵐、一颯っ!!」
さわぎながらバタバタと走ってくる足音と、



