溺愛されるオッドアイ


「ま、やり合うなら相手するけど……たまり場って言うなら、もし君たちが負けたらここ(ゆず)ってもらえるってことでオーケー?」

指だけをほぐしながら言えば、鼻で笑われた。
あちら側が私を見て余裕とでも思ってるからだろう。

「はっ、いいぜ。俺ら全員対お前ひとりでもいいならな」
「君、勝つ気でいるのかよっ」
「いくらなんでもオレら相手にひとりとか……笑わせん──」

「いいよそれで。とにかく早く済ませよう」

怖い顔した君たちよりも、私は日が沈むほうが何倍も嫌だし怖い。
おいでおいで、と指を曲げれば、私ひとりでこの人数の相手をすることを笑いあっていた不良くんたちの顔が、それはそれはより怖いものへと変わっていき……

「やってみろよ──やれるもんならなぁ!」

意気揚々と突っ込んできた。