溺愛されるオッドアイ


しゃがみ、昨日の瑚白くんと同じ手つきで、奏くんも靴下と上履きを取った。

「……下手だな」
「あ、あまり包帯とか巻いたことなくて……」

すでにぐちゃっとなってしまっている包帯を見て、笑われてしまった……。
朝、急いだせいだけが理由ではない。
単に私が下手なだけ。
だけど、下手と言ってから奏くんは何も言わなくなった。

「……あ、の……奏様?」

包帯をとって足の裏を見るなり、微動だにしなくなった奏くん。
なんだかこわくて様呼びにしちゃった。

それでも何も言ってくれなくて。

「奏──っ!?痛ッ」

もう一度呼ぼうとした時、ピンポイントで足の裏を押され、痛いと声を出してしまいつい口をふさいだ。
もちろん、そこまで力はいれられてないけど。わずかな刺激でもひびいてくる。

見せる時に"赤いままだけど痛みはほとんどない"と言ったのが悪かった。
思いきり奏くんがにらんでくる……。