溺愛されるオッドアイ


置いていかれた新くんたちが『ずるいずるい!』と連呼して追いかけてくるのを私は振り返りながら苦笑いした。
そしてちらりと横を見ると、奏くんの表情はとびきりやわらかくて……


"……ちゃんとそばにいろよ?"


見とれていると、奏くんは私の視線に気付き笑った。

「……うん」

私自身が好きにはなれていなかった人とは違う目を、Strayのみんなはきれいと、映えるとそれぞれに言ってくれて。
ずっと目のことを悲観的に考えていた私には、本当は泣きたいくらい嬉しい言葉だったの。

それに、自分だけでなく誰かのためにも目の力が使えることを知れた。
だから今は、前みたいに目への嫌な気持ちはない。
奏くんたちがなくしてくれた。

だからStrayとみんなとこれからも一緒にいるために、いられるように……この目を大事にしていこうと思う。

みんなと同じ目と……エメラルドグリーンに光る、オッドアイを──













Fin✿