──お弁当もクッキーも食べ終えて、バレー部の集まりがあるという莉乃と別れ、私はお手洗いに。
「そういえばさ、昨日あの大きめな文房具屋の近くで不良たちが誰かに倒されたらしいよ」
え──?
……大きめな文房具屋とは、きっと私が昨日ノートを買ったところ。
お手洗いの入口で、おそらく鏡の前にいるであろう女の子たちの会話が聞こえ、私は思わず立ち止まった。
「そうなの?あーでもなんか集まってるとこ見たことあるかも」
「わたし家近いから、近所の人がうわさしててさ」
なるほど。この子は直接見たわけではないのか……。
少し安心しホッと胸を撫でるも……
「その倒した人のことかな……"左右の目の色が違って見えた"って話してるの聞いたんだよね」
おっと……?



