溺愛されるオッドアイ


周りを見ろと言わんばかりに、その場でくるりと回る瀬名。
目だけで周りを確認するも、普通に百人はこえている。
それに……ここにいないだけで奥からもっと出てきそうな雰囲気もあって、実際何人対六人なのかは想像つかない。

「わりぃが俺は少数派なんでな。お前たちMurkinessについてる、外にいたすぐ倒れるようなやつがどれだけいてもこっちは構いやしねぇよ」

うんうん、と奏くんの言葉に新くんや瑚白くん、そばにいる和真くんが頷く。

「相手が十でも百でも、俺らStrayには人数差なんぞ六人でひっくり返せる。……それに、笑わせんなはこっちの台詞だぜ、瀬名」
「なにが?」

ゆったりと体ごと首をかしげる瀬名に、奏くんは一歩前を出る。

「人数の多さだけで勝った気になってんじゃねぇってな。……俺らはこのハンデをひっくり返して、Murkinessを……瀬名、お前をつぶしてやるよ」