「……はよ」
「え、うん。おはよう?」
何でだろう。
隣にいないはずの──和真くんが目の前にいるのは。
寝返りにしても、新くんを下敷きにはできないはずだし……。
「今……何時?……って」
寝ぼけ目がもう一度私を見つめると、いっきに開かれた。
それはそれは飛び出そうなくらいに。
ゆっくりと体を起こしていきながら和真くんの口が開いていき……
ぴゃあ──!!
寝起きだからか、いつもより甲高い悲鳴が響いた。
「な、なに!?」
「うるっせぇ……」
「ねむ……なんだよ」
新くんは飛び起き、奏くんは布団にもぐってしまった。
椛月も起きてしまい、顔が不機嫌そう。
「何!?え、和真?……和真!?なんでここにいんの!?おかしくね!?」
私と新くんの間になぜかいる叫んだ本人──和真くん。
「苦手なくせになんで……つか、気絶?これ気絶してんの?」
椛月がツンツンとつつくけど全く反応はない。
「こりゃだめだわ」
「よし、弟くん和椛ちゃん、二度寝しようぜ。まだ六時じゃん?」



