☆奈乃side☆
「奈乃(なの)ちゃんを餌づけすることにしたんだ」
嬉しそうにカーブを描いている麗しい目元。
「ねっ、いいでしょ」
私より1つ上の高3男子とは思えぬ色っぽさに、キュンと心臓が音を立てる。
「はい、あーんして」
艶のあるオス声でねだられた。
椅子に座っている私は、隣に立つ美男子に戸惑いの目を向けずにはいられない。
中途半端に開いた口は、甘いものを受け入れる準備なんてできていなかったのにな。
「今日はキャラメル。俺のいちおし」
王子様みたいに透明感のある笑顔を拝む心の準備も、していなかったのに。
「ミルク感が強めでお気に入りなんだ」
「……っ」
「ふふふ、おいしいでしょ」
口の中いっぱいに広がったねっとりとした甘さ。
心の中いっぱいに募ってしまう意味不明感。
ほどけていく極上の甘さなんて堪能している場合じゃなく脳内は大パニックで、状況がつかめず目をしばたかせてしまう。
確かにこのキャラメルは上品な甘さでおいしいけれど、いったい何が起こっているの?
「奈乃(なの)ちゃんを餌づけすることにしたんだ」
嬉しそうにカーブを描いている麗しい目元。
「ねっ、いいでしょ」
私より1つ上の高3男子とは思えぬ色っぽさに、キュンと心臓が音を立てる。
「はい、あーんして」
艶のあるオス声でねだられた。
椅子に座っている私は、隣に立つ美男子に戸惑いの目を向けずにはいられない。
中途半端に開いた口は、甘いものを受け入れる準備なんてできていなかったのにな。
「今日はキャラメル。俺のいちおし」
王子様みたいに透明感のある笑顔を拝む心の準備も、していなかったのに。
「ミルク感が強めでお気に入りなんだ」
「……っ」
「ふふふ、おいしいでしょ」
口の中いっぱいに広がったねっとりとした甘さ。
心の中いっぱいに募ってしまう意味不明感。
ほどけていく極上の甘さなんて堪能している場合じゃなく脳内は大パニックで、状況がつかめず目をしばたかせてしまう。
確かにこのキャラメルは上品な甘さでおいしいけれど、いったい何が起こっているの?



