夜明けが世界を染めるころ


「レイ 魔女の秘薬については口外せず世間に公表するように手筈を」

「かしこまりました」

「オーウェン1人も取り逃すな。隅々まで調べろ」

「はい、殿下!」

周囲が騒がしく動きだす。
さて、後処理をさっさとしょう。

目の前のロバートをめちゃくちゃにしてやりたい気持ちもあるが、そんな事をしても彼女は喜ばないだろう。
私の気は多少済むか。そう思い見ると、ビビりたおしながらナイフを手に取るのが見える。
愚かなやつだ。

「このおおお」

向かってきたところをすかさずレイが捻り潰す。
先ほどもう1人押さえこんでいたやつもすでに伸びている。さすがレイ。

「殿下に触れることは決して許しません」

レイが押さえつけているところに近づき、ロバートの手に持っていたナイフごとグリグリと踏み潰す。


「ふぎゃあああ」

「こんな穢らわしい手は要らないだろ」

バキッと骨を折る。

「ぎゃぁあああ」
ロバートの情けない悲鳴が響き渡る。