夜明けが世界を染めるころ

「どうぞ」

返事をすると、ぞろぞろと3人の侍女が入ってきた。

「失礼いたします。ティアナ様。殿下より、入浴の準備とお着替えの準備を申しつかっております。よろしいでしょうか?」

少しゆっくりして、とのことだったはずだが……。でも、殿下の好意を無駄にできない。

「ええ、よろしくお願いします」

「では、私は後ほど伺います。よろしくお願いいたします」

ユウリが侍女たちに声をかけ、部屋を出ていった。

「それでは、早速失礼いたします」

手際よくドレスを脱がされ、薔薇の香るお湯に浸かる。マッサージまで施され、身も心もすっきりする。

そして、新しいラベンダー色のドレスに身を包み、軽く化粧を施され、髪型はハーフアップに整えられた。

このドレス素材もとても良さそうだ。絶対高価だ。そして、なぜかぴったり……。

色々気になるけれど、今は聞かないでおこう。