アリスが手際よく私の髪をサイドに三つ編みにしてくれる。
マリン風の襟付きワンピースも、迷わず選んでくれた。
「お嬢様、お気をつけていってきてくださいね。荷物はまとめてありますので」
「ありがとう」
「お姉様、今日はよろしくお願いします」
トワがぴょんと可愛くお辞儀をする。
トワもマリン風コーデで私とおそろいだ。
その無邪気な笑顔に、少し安心する。
「こちらこそ、よろしくね」
「お嬢さーん、今日はよろしくお願いします!!」
「レオもよろしくね」
「私まで誘ってくれてありがとう!今日は楽しみましょう」
ルイも爽やかに笑う。
今回の湖畔行きは、ユウリ、レオ、ルイ、トワ、そして私の5人だ。
護衛騎士としてセナも来る予定だったが、父からの命令で、どうしても断れない任務ができてしまった。
昨日の彼の心配そうな顔が頭をよぎる。
テオも湖畔に行きたがっていたけれどセナと一緒に任務だ。
護衛をつけないことを非常に心配していたセナも、事情を理解した上で、
レオとルイが湖畔でも十分に守れると判断し、2人が同行することを条件に許可をくれた。
「珍しく、仕事を嫌がってたなー」
笑みを浮かべながら、汽車の揺れに身を任せる。
窓の外の景色がゆっくり流れていく中、胸の奥で少しだけ期待と不安が混ざる。
「うわ!! すごいですね!!」
歓喜の声をあげるレオを、ユウリがくすりと笑って注意する。
「レオ、あまり騒がないように」
こう見えて、レオの方がユウリより年上なのだが、そうは見えないところが可笑しい。
朝早く出発したせいか、隣でトワがうとうとしている。
肩をそっと貸すと、静かに寝息が聞こえてきて、思わず微笑む。
2時間後
汽車が湖畔の駅にゆっくりと停まる。
水面に反射する朝の光が、きらきらとまぶしい。
空気はひんやりと澄んでいて、少し深呼吸すると心がすっと落ち着く。
「着いたよ、お姉様!」
トワが小さくジャンプして駆け出す。
「よし、準備万端ね」
ルイの視線は、湖のほとりの道までしっかりカバーしている。
その頼もしさに、自然と背筋が伸びる。
レオは胸を張り、得意げに肩を揺らす。
「俺もちゃんと守るから!
お嬢さま、安心して!」
「ありがとう、レオ」
笑顔を返すと、心のどこかでほっとする。
二人の存在が、湖畔の静けさの中で、確かな安心をくれる。
「荷物は私が持つから、少し身軽になってね」
ルイがにこりと微笑む。
手にした籠の中には、水筒や毛布、軽食などがぎっしり詰まっている。
「じゃあ、湖畔の探検、始めようか!」
レオが大声で言うと、皆が笑い声を上げながら湖畔の小道を歩き出す。
水面に映る木々の影が、揺れながらついてくる。
汽車の揺れとはまた違う、心地よい波の揺れに身を任せながら、
私は思う。
――今日、ここに来てよかった。
不安や迷いがあっても、仲間と一緒なら、どんな道でも歩ける気がする。
湖畔の風が、髪をそっと撫でる。
ルイが肩越しに笑い、レオがふざけて水辺を蹴る。
トワとユウリの笑顔も温かい。
マリン風の襟付きワンピースも、迷わず選んでくれた。
「お嬢様、お気をつけていってきてくださいね。荷物はまとめてありますので」
「ありがとう」
「お姉様、今日はよろしくお願いします」
トワがぴょんと可愛くお辞儀をする。
トワもマリン風コーデで私とおそろいだ。
その無邪気な笑顔に、少し安心する。
「こちらこそ、よろしくね」
「お嬢さーん、今日はよろしくお願いします!!」
「レオもよろしくね」
「私まで誘ってくれてありがとう!今日は楽しみましょう」
ルイも爽やかに笑う。
今回の湖畔行きは、ユウリ、レオ、ルイ、トワ、そして私の5人だ。
護衛騎士としてセナも来る予定だったが、父からの命令で、どうしても断れない任務ができてしまった。
昨日の彼の心配そうな顔が頭をよぎる。
テオも湖畔に行きたがっていたけれどセナと一緒に任務だ。
護衛をつけないことを非常に心配していたセナも、事情を理解した上で、
レオとルイが湖畔でも十分に守れると判断し、2人が同行することを条件に許可をくれた。
「珍しく、仕事を嫌がってたなー」
笑みを浮かべながら、汽車の揺れに身を任せる。
窓の外の景色がゆっくり流れていく中、胸の奥で少しだけ期待と不安が混ざる。
「うわ!! すごいですね!!」
歓喜の声をあげるレオを、ユウリがくすりと笑って注意する。
「レオ、あまり騒がないように」
こう見えて、レオの方がユウリより年上なのだが、そうは見えないところが可笑しい。
朝早く出発したせいか、隣でトワがうとうとしている。
肩をそっと貸すと、静かに寝息が聞こえてきて、思わず微笑む。
2時間後
汽車が湖畔の駅にゆっくりと停まる。
水面に反射する朝の光が、きらきらとまぶしい。
空気はひんやりと澄んでいて、少し深呼吸すると心がすっと落ち着く。
「着いたよ、お姉様!」
トワが小さくジャンプして駆け出す。
「よし、準備万端ね」
ルイの視線は、湖のほとりの道までしっかりカバーしている。
その頼もしさに、自然と背筋が伸びる。
レオは胸を張り、得意げに肩を揺らす。
「俺もちゃんと守るから!
お嬢さま、安心して!」
「ありがとう、レオ」
笑顔を返すと、心のどこかでほっとする。
二人の存在が、湖畔の静けさの中で、確かな安心をくれる。
「荷物は私が持つから、少し身軽になってね」
ルイがにこりと微笑む。
手にした籠の中には、水筒や毛布、軽食などがぎっしり詰まっている。
「じゃあ、湖畔の探検、始めようか!」
レオが大声で言うと、皆が笑い声を上げながら湖畔の小道を歩き出す。
水面に映る木々の影が、揺れながらついてくる。
汽車の揺れとはまた違う、心地よい波の揺れに身を任せながら、
私は思う。
――今日、ここに来てよかった。
不安や迷いがあっても、仲間と一緒なら、どんな道でも歩ける気がする。
湖畔の風が、髪をそっと撫でる。
ルイが肩越しに笑い、レオがふざけて水辺を蹴る。
トワとユウリの笑顔も温かい。
