君の足下にある水溜り 土砂降りで弾かれた水滴は 窓際にある君の鏡を割った それは泥で出来ていて 君の靴は汚れてしまった だけど鏡に映る僕は キャラメルマキアートのプールを 泳いでるみたいだ 醜いものを 美化できないのは 君が飼う少女の習性 僕が窒息して 溺れてしまったら 君は糸に泥を絡ませてまで その細い手を差し出すのか それとも君は、 僕の脳裏まで 残さず食べるのか