当たり前の様にある 月と太陽がすれ違って 雨はキャンディ二つ分の 幸せを逃がした 愛しい筈の甘い記憶は 今では数え切れる程 いつか映画で観た様な 綺麗な風景じゃない 目の前のスクリーンは 欲望と衝動の針で割れた 花柄の紙屑 その黒いキャンディに 「愛撫して」とは 言えないだろう 感情を殺すのは 罪だと思うから 僕を放っておいてとは 言わないけど そろそろ君が 溶けて 無くなってしまいそうな 気がする