いつかの涙の苦いソーダは いつの日か泡になって 瀕死の魚を 水面に浮かび上がらせる その瞳の輝きは濁っている 純粋な僕のモラルとチョコレートを かき混ぜ過ぎて そして僕も 人並みに大人になった 「だけどチョコレートは嫌いだよ」 それは子供心についた嘘で 時々それを食べ尽くす そして時々、 自己嫌悪で喉が渇いて 塩ぽい涙を求める まるで砂漠を彷徨う 干涸びたハイエナ 君が綺麗な色にしか映らない