僕の箱庭の 欲望の茎から咲く 不細工なジキタリス ドロドロと溶けてく 真夏のアイスキャンディみたいに 口に含めない ものだってあるさ 「子供じゃないんだから」 僕は砂場に欲望を埋める だけど育つ煩悩 僕は子煩悩 理性を乱射 みんな砂になって みんな嘘に見えてくる 月明りの下 影は隣りにあるのに 僕の右手は左手を掴めない 不安定な茎 芽からでた錆 嘘になるならまだいいんだ