窓外に描いた眩しすぎる緑 足下には孤独の芽 此処に返り咲く花 暗闇で色彩を失った それを知らない僕は 子供じみた表情で 遠ざかる彼女の 影に振り返る 描き続けた二色の花束も モノクロームの空の下 枯れていた それにも気付かない僕は 枯れ葉でできた手紙を探す 僕便りと錯覚しながら 白と黒のピースだけを 埋めながら 言葉少なめな独り事を 呟きながら ありがとう 私を突き刺した氷点の雨風 ありがとう 私に返り咲いた虹色の花達 I Love XXX