君はチョコよりも甘い

「忘れ物はないか?」


そう問いかけてくるのは兄の一ノ瀬奏


「お兄ちゃん大丈夫だよー!」


リュックは持ったスマホも充電ある、いつもどうりメガネをつけて準備完了


「よし、行ってきます」


いつもどうりの通学路でいつもどうり下を向いて登校する。人に当たりそうになると当たらないように避ける、当たってしまったらと思うたびその動きは露骨になる。


私、一ノ瀬初は人の顔を見るのが苦手だ。特に男の人は…そんなことを考えてると学校にたどり着いてしまう。周りの人を避けながら上靴を取る


「初っ!おはよう」


「おはよう、美波」


唯一話せる私の友達、天野美波


無邪気に話しかけてくれる美波はとっても可愛くてモテる。チラチラ美波のことを見て赤らめてる男子がいるぐらい、なんで私と友達になってくれたのかなんて未だに分からない