その後_
結局佐々木君の意味深な笑みと言葉が頭から離れず、
気が付いたらHR終了五分前になっていた。
授業終了の合図とともに、どっと押し寄せて来た女子たち_
もちろん目的は私の前後に座っている二人。
うわさを聞いてやって来たのか廊下にはギャラリーも…
よってくる人に耐え切れず、あわててさなちゃんの席へと避難した。
「た、たすけてさなちゃん…」
『あはは…ドンマイ…こればかりはどうしようもないね』
「はあ…これから休み時間ずっとこんな感じなのかなぁ…」
『うーん。しばらくはこんな感じかもね…』
「うぅ…」
『ね、そういえばさ…隣の席の橋本君に聞いたんだけど…』
そう言ってちらりと隣の席の男子を見るさなちゃん。
『あ、俺、橋本賢人って言います。よろしくね~』
にこっと八重歯を見せて笑ったさわやかな男子。
「さ、佐倉小春です…」
『もともと私と橋本君は中学同じだったんだ~』
『そうそう。さっき知ったけど』
「え…どういうこと…?」
『それが、去年までお互いの事認識してなかったんだよねー』
「そ、そうなんだ…」
『で、橋本君の友達が佐々木君と仲いいらしくて…』
「そ、それで…?」
『なんか佐々木と坂本、幼なじみらしいんだ。』
「…………………えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」



