幼なじみと、ヒミツの恋。

『坂本〜』


『はい』


『『『『『『『キャー』』』』』』』


え…？


『めっちゃイケメン！！』


『かっこいい〜♡』


『彼女いるかなぁ…？』


『彼氏にしたーい』


す、すごい…


ひと言返事しただけで女子から歓声が…


私からは顔が見えないけど、かっこいい人なのかなぁ…？


『おい、静かにしろ。佐倉…は、遅刻してきたのか。佐々木〜』


シーン


あ、あれ…？


『なんだ、佐々木は休みか〜？』


『先生〜今朝、僕佐々木君見ましたよ？』


『ん？見たのか？』


『はい。たしか…保健室に向かっていました。』


『保健室？体調が悪かったのか…？』


『いえ、そうは見えませんでした…』


『サボりじゃない？』


『あー、佐々木ってそういうやつだったよね』


『そうそう、遅刻なんて日常茶飯事でいつも保健室で寝てる。んで、好きな授業だけ受けに来る。ま、簡単に言えばクソだな。』


『お前ら、佐々木のこと知ってるのか？』


『同中でした』


『俺も〜』


『私も〜』


『なるほど…んじゃ、お前らの予想だと佐々木は保健室でサボってると？』


『そう思います』


『そうか。でも、そうとは言い切れないよな。んじゃ、俺がちょっと確認しに行ってくるからお前らは自習でもして待ってろ〜』


『『『『『『『はーい』』』』』』』