ここで私は、明日の私を待つ

次の日の朝、最近全然眠れずに、今日も早く目が覚めてしまった。


それと、お母さんは夜遊びが酷くなり、中々帰ってこない。


昨日は帰ってこなかったし、もちろん朝もいない。


私はため息を吐きながら自分で作った朝ごはんを食べ、学校に行く準備を済ませた。


川崎をいじめていた頃は楽しかった学校も、自分がいじめのターゲットとなった今ではつまらない。


私は重い足取りで家を出て、学校に向かった。


教室の隅の自分の席に座る私は、目を伏せながら教科書をじっと読んでいた。


もうすぐテストがあるからだ。


クラスメイトたちのざわめきが耳に入るものの、その声は遠く感じられる。


心の中では、今日もまた避けられているという孤独感が募っている。


突然、教室の入り口近くから声が響いた。


「あーっ!バカが必死に教科書読んでる!」


この声の主は川崎だ。


川崎は教室に入るなり、私の席に一直線に来た。


その後ろから、咲希と杏奈もついてくる。


この時間にしては珍しく佳子の姿がない。


今日は休みだろうか。


「バカに教科書なんかいらねぇよ!」


そう言いながら、川崎は私の鞄の中身を散らかし始めた。


中からノートや教科書が床に落ち、シャーペンや消しゴムも散らばる。


早くから来ているクラスメイトたちも、その様子を見て笑い声をあげる。


私の顔がだんだん熱くなっていくのがわかる。


それは、川崎に対する怒りだ。


私は今まで川崎にテストの順位で負けたことはない。


そんな私をバカだと言う川崎がバカだ。


目を閉じて耐えようとしたが、心の中には怒りが込み上げてきた。


だけど、声を出すことはしない。


何度も心の中で叫びながら、ただ無言で耐え続ける。


やがて、川崎は飽きたように手を引き、咲希と杏奈と一緒に教室を出て行った。


私は静かに深く息を吸い込み、必死に怒りを抑えた。


今の私には、味方はいない。