ここで私は、明日の私を待つ

歩いて教室に戻っていると、後ろから誰かに押されて転んだ。


振り向くとそこには川崎と、その後ろに引き立て役のように並ぶ咲希、杏奈、佳子がいた。


4人は私を見下ろして笑っている。


「こんなんで転ぶとかダッサ」


「マジウケるんですけど」


立ちあがろうと手をつくと、川崎が私の手を踏みつけた。


「いっ、痛い!やめてよ!」


そう叫ぶ私を見て、ケラケラ笑っている。


「やめてって言われてやめるバカがどこにいるんだよ」


「ほんと、コイツってバカだな」


ふと、人を指差し笑う自分の姿が見えた。


川崎もそんな私の姿を見ていたのだろう。


だけど今は違う。


川崎に、完全に私の立場を取られたのだから。


だけど私はまだ負けていない。


絶対に咲希たちを取り返すんだから!