「え、どうして? なんでパフェなの?」
「だって、先週からパフェ、パフェって、おたくら騒いでたじゃん」
「え!」
確かに春の新作パフェが発売開始となって浮かれていたのは、間違いない。でも、同じクラスの男子に指摘されるほどではないと思う。
「風が強いから、やめたんでしょ。でも今日は短縮じゃん、平日の昼なんて、絶好の店で長居できる日だよ、いかない?」
「はい?」
パフェのことは数日前のことだから、知られていてもおかしくない。でも当日、そのパフェ会がキャンセルになったことも、彼は知っていた。
日高くんとは、特に親しいわけではない。かといって、親しくないわけでもない。教室内での挨拶と用件があれば口をきく程度の、ただのクラスメートだ。
そんな私にとっては空気みたいな存在の彼と教室以外で話をするのは、今回がはじめてである。
「俺さぁ~、白井さんたちが噂していたパフェ、食べたいんだ。スゲーうまそうじゃん。でも男同士では、ちょっと、な」
スイーツ男子なるものが登場して以来それなりに垣根が下がったが、甘党男子を表明することに抵抗があるようだ。今日予定していたカフェにだって、女子グループはいても男子グループをみたことがない。当然ひとりカフェを訪れる男子だって、それに同じである。
「だって、先週からパフェ、パフェって、おたくら騒いでたじゃん」
「え!」
確かに春の新作パフェが発売開始となって浮かれていたのは、間違いない。でも、同じクラスの男子に指摘されるほどではないと思う。
「風が強いから、やめたんでしょ。でも今日は短縮じゃん、平日の昼なんて、絶好の店で長居できる日だよ、いかない?」
「はい?」
パフェのことは数日前のことだから、知られていてもおかしくない。でも当日、そのパフェ会がキャンセルになったことも、彼は知っていた。
日高くんとは、特に親しいわけではない。かといって、親しくないわけでもない。教室内での挨拶と用件があれば口をきく程度の、ただのクラスメートだ。
そんな私にとっては空気みたいな存在の彼と教室以外で話をするのは、今回がはじめてである。
「俺さぁ~、白井さんたちが噂していたパフェ、食べたいんだ。スゲーうまそうじゃん。でも男同士では、ちょっと、な」
スイーツ男子なるものが登場して以来それなりに垣根が下がったが、甘党男子を表明することに抵抗があるようだ。今日予定していたカフェにだって、女子グループはいても男子グループをみたことがない。当然ひとりカフェを訪れる男子だって、それに同じである。
