廃墟に行って、雛が頭から血を流して死んでるのを見て。
屋上から、飛び降りたんだって分かって。
怖くて。
悲しくて。
一人で行かせてごめんねって思って。
でも、その中のどれより、私が強く思ったのは。
思っていたのは…。
「…雛が…怒ってる…」
光を失い、うつろに私を見つめる目が。
あの両目が、私を責めているように感じた。
“なんで来てくれなかったの”___。
“約束したのに”___。
“裏切り者”___。
そう、言われている気がして___。
「あ……あぁ、あ…あああぁぁぁッ!!!」
その目から、視線から逃げなきゃって必死で。
近くに落ちてた、太い木の枝を掴んだ。
そのまま雛の死体に駆け寄って。
雛の目に、枝を突き刺して、くり抜いた。
そう。
目をくり抜いた犯人は…私。
そして…雛を殺したのも。
見殺しにしたのも、私だった。
これが私が思い出した真実。
罪の記憶。
雛を殺した犯人は…私。
私自身だった。
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