友達ドール2


同じ学年、同い年って事。

敬語は止めて、タメ口で話そうってなって。

好きな色は赤。

お父さんに彼女ができたって事。

今日はこんなイジメを受けた。

中学の修学旅行で出会った、親切な子の話。

近場に有名な心霊スポットがあるって事。

好きな食べ物、場所、動物、映画、物。

そして、ある日。


『お父さんが結婚するの』


そう切り出された文章に、私は“おめでとう!”と返す。

大切な人が幸せになってくれるのは、素敵な事だと思ったから。

雛からも“うん、ありがとう”と返信があった。

だけど。


『でもね…ちょっと悩みがあって』


雛のメッセージに私はすぐにこう返した。


『え、どうしたの?もしかして…新しくお母さんになる人と合わないの…?』


『ううん、そうじゃないよ。お母さん…メグミさんって言うんだけど、私にもスゴく優しくしてくれるの』


『そうなの?じゃあ悩みって…?』


『メグミさんね、何か宗教に入ってるみたいで…お父さんと私にも入会を進めてくるんだ。無理矢理とかじゃなくて、話の流れとかで何となく…』


___宗教。

___入会。


私の家はそういった物とは無縁だったから、ピンとこなかったんだけど…そういうのに入ってる人もいるよね。

神様に祈りを捧げる…みたいな簡単なイメージしかなかった。

だから私は___。


『嫌なら断ればいいよ。家族になるんだから』


そんな言葉しかかけてあげられなかった。

雛も“そうだよね”って言って、その話はそれきりだったんだけど…。

数ヶ月くらい経って、雛が変わってきた。