友達ドール2



「…これ、ウチの学校の制服…?」


そこには、冬服から夏服まで…シャツやセーター、スカートや上履きが揃っていた。


「実はね、今日から奏ちゃんの学校の転校生として私が入学するんだ…もちろん同じクラスよ」


「えっ…本当?」


私は驚いた。

『友達ドール』も学校に通うんだ…。

でも、ひなたが一緒なら楽しいだろうな。


「学校でもよろしくね、奏ちゃん」


ひなたが制服を抱き締めながら笑っていた。



***


『いってきます』


二人、お揃いの制服に着替え家を出る。

いつもの町並み。

行き交う人々。

変わらない日常の中で、変わったのは今、隣にひなたがいるっていうことくらい。

それなのに、不思議だ。

ひなたと一緒に登校していると、いつもの景色もキラキラと輝いて見える。


「ねぇ、ひなた!この白線から先に外に出たら負けね」


こんな子供っぽい提案にも。


「分かった!負けないよ~」


ひなたは、笑顔でのってくれる。

私達はそうやって、子供のようにはしゃぎながら、学校に辿り着いた。