「…これ、ウチの学校の制服…?」
そこには、冬服から夏服まで…シャツやセーター、スカートや上履きが揃っていた。
「実はね、今日から奏ちゃんの学校の転校生として私が入学するんだ…もちろん同じクラスよ」
「えっ…本当?」
私は驚いた。
『友達ドール』も学校に通うんだ…。
でも、ひなたが一緒なら楽しいだろうな。
「学校でもよろしくね、奏ちゃん」
ひなたが制服を抱き締めながら笑っていた。
***
『いってきます』
二人、お揃いの制服に着替え家を出る。
いつもの町並み。
行き交う人々。
変わらない日常の中で、変わったのは今、隣にひなたがいるっていうことくらい。
それなのに、不思議だ。
ひなたと一緒に登校していると、いつもの景色もキラキラと輝いて見える。
「ねぇ、ひなた!この白線から先に外に出たら負けね」
こんな子供っぽい提案にも。
「分かった!負けないよ~」
ひなたは、笑顔でのってくれる。
私達はそうやって、子供のようにはしゃぎながら、学校に辿り着いた。



