カリカリのベーコンに半熟卵がのったベーコンエッグ。
玉ねぎと豆腐の入ったお味噌汁に、ホカホカのご飯が二人分並んでいる。
「美味しそう…」
でも…ウチにこんな食品、残ってたっけ?
そうひなたに聞くと、この朝ご飯を作るためにわざわざコンビニまで買いに行ってくれたらしい。
「でもコンビニって高いね、うーん…学校帰りにスーパーに寄っていかないと」
「ひなたってば主婦みたい」
「だって、奏ちゃんには栄養のあるものを作ってあげたいもの」
___あと、お父様にも。
ひなたのとってつけたような言い方に笑ってしまう。
それから二人で会話を楽しみながら朝ご飯を食べ終え、皿を片付ける。
ひなたの作る料理は塩加減までバッチリで、とても美味しかった。
ひなたが洗ってくれたお皿を私が布巾で水を取っていく。
___ピンポーン…。
そのとき、インターホンが鳴った。
「あっ、私が出るよ」
ひなたが濡れた手を拭いて玄関へと走る。
帰ってきたのは私が全ての皿の水を拭き取り、戸棚に直しているときだった。
ひなたは両手で大きな段ボールを持っている。
「それ、どうしたの?」
「ふふ、エリス様からお洋服が届いたの…見てみる?」
ひなたに手招きされ、段ボールへと近づく。
中を開けると、そこにあったのは。



