「はい」
そして私は言われた通りの時間に、校舎の中に入った
「岩本!
お待たせ」
「いえ…………ありがとうございます」
「…………下山先生、ちゃんと心配してたよ
岩本に会いたいって言ってたし」
「えっ………」
「断ってきたけどね
会いたくないって言ってたし」
「うん…………」
「とりあえず消毒しちゃうね!
早退の手続きは下山先生に頼んできたから」
そして私の手は消毒され始めた
「……………何があったのか言えない?
下山先生と」
「………………」
「ここまでしちゃうくらい、何かあったんでしょ?」
「………私が悪い」
「岩本は悪くないと思うよ」
「………………何も知らないのに」
「今回のことは何も知らないけど、岩本が今までたくさん頑張ってきたのは知ってる
簡単に下山先生とギクシャグしようとするタイプじゃないのも」
「……………今回に至っては、私が原因なんです
私のせいで先生を追い詰めちゃってる……」


