私の人生を変えてくれた人 番外編2


「…………前の先生だったら、見つけられますよ……きっと」

「……かもしれないね
 …………そろそろ校舎戻ろう?
 みんな心配してるから
 授業には行かなくても良いから、中で話そ?」

「誰も心配なんかしてないですよ」

「少なくとも私は心配してる」

「じゃあ関口先生だけです」

「もー、そんな寂しいこと言わないでよ
 下山先生も心配してたよ?」

「……………それだけはないですよ」

「………下山先生となんかあった?」

「…………………」

「ねー、ほんとに中行こうよ
 中でお話ししようよー」

「………何でそんな中に連れて行きたいんですか
 別に放っておいて良いですよ
 そのうち戻るので
 怒られる覚悟はできてます」

「………1番はその手を早く消毒したい
 あとは、ここ空気もどんよりしてるじゃん
 気分もどんよりしちゃうよ?
 まぁ、もうしちゃってるのかもだけど」

「…………保健室やだ
 先生に会いたくない
 関口先生と話したら帰りたい」

「良いよ
 空き教室でやろ
 早退の手続きもやる」

「…………ありがとうございます」

「うん
 じゃあさ、先戻るから5分経ったら中入ってきてくれる?
 岩本の荷物とか、手当の道具回収してるから
 相談室空いてたはずだから、その前とかで待ってて」