「………先生は……前の先生が戻ったら……どうなっちゃうの…?」
「そりゃ、消えるだろ
この体に2つの人格はいらない」
「………………」
「なんでそんな悲しそうな顔してるんだよ
お前は前の俺に戻って欲しいんだろ?」
「……怖くないの………消えちゃうかもなのに……」
「怖くはねぇよ
もともとこの体を借りてる身だし
この体はアイツの物だ
いつかは元の持ち主に戻る」
「先生も先生じゃん……」
「なに、俺が消えるの寂しいの?」
「……………うん」
「っ………素直すぎて怖いんだけど
まぁ………俺はそういう運命で生まれた人格だから
ずっとここにはいられない、アイツのためにも
けど、寂しいって思ってくれる奴がいるだけでも俺は嬉しいよ」
「…………たまに出てきてよ」
「……どうかな
約束は出来ない
俺自身もどうなるか分からないから
けど……消えたら戻ってくることはないと思ってる」
「なんで………」
「俺は本来ならいらない存在だから」
「そんなことない!
先生はいらない存在なんかじゃない……
だからそんなこと言わないで」
「……………けど、事実だ
実際、俺はアイツが戻ってきたら用済みだからな」


