涙を包むラベンダー(リメイク)

逢月姫
「………確かに、最近は………。」

お互い仕事が忙しくなって、逢う回数が減っていた。

特に彼は、去年の北海道旅行の直後に昇進した。

私が彼の出張前に、駅に見送りに行くだけの日もあった。

毎年行っていた北海道旅行も、今年は行けなかった。



逢月姫
「私は…がんばる彼の重荷になんかならない。”全然逢えなくて寂しい!”なんて言わないよ…。」

そう決めたから、揺らぐはずがなかった。

大切な彼がいるのに、浮気なんてあり得ない…けど…。

逢月姫
「この前、友達の集まりで知り合った男の人…。」

話してみたら気が合いそうだった。

本社から異動してきたかっこいい先輩、お食事の誘いを断ったけど真剣そうだった…。

逢月姫
「……いけない!私、揺らいでる!あんな悪魔の戯言(ザレゴト)に騙されちゃダメ!」