終電を逃したくて……

恋愛(ピュア)

神楽堂/著
終電を逃したくて……
作品番号
1768886
最終更新
2025/12/13
総文字数
6,445
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
83
いいね数
1
 深夜二時、終電を逃した篠原灯は、ショットバー〈Yours〉で同じく終電を逃した片岡亮と出会う。
 互いに「逃すように歩いていた」と語る二人は、昼間の喧騒から逃れた静かな夜の時間に心を開き、名前だけを交換して別れる。
 数日後、灯は偶然を期待して再び終電を逃し、同じ店で亮と再会する。
 しかし亮の「連絡先も知らないからこそ話せる」という言葉に、灯は「便利な距離」を感じて失望し、店を後にする。
 それでも灯は三度目の夜、意図的に終電を逃して店を訪れる。そこには亮がいた……
あらすじ
終電を逃した夜は二人の「約束の時間」となる。
昼間は社会人として仮面を被る自分に疲れながらも、夜になると本当の自分を出せる。
灯は「夜の自分のほうが、ちゃんと好きって言える」と語り、亮も「毎回、逃すつもりでいる」と応える。
終電を逃した世界、それは喧騒の外側にある、本当の自分たちが棲む場所となった。

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