瞬間、足が止まる。 信じたくない光景に心臓が凍って、瞳孔が大きく開いた。 さっきまで高峰くんはそこに立っていたのに。 高峰くんが首を垂れて倒れ込んでいる。 それを男2人で囲んで、蹴り付け殴って痛めつける。 ――高峰くんが、死んじゃう! よくない想像に全身がぞわりと逆立って、体が震え出す。 気付いたら恐怖も何もかも全部弾け飛んで、無我夢中で高峰くんのところに走っていた。