夢宮 ーある少女の悪夢晴祓録ー



 憎い、憎い、彼女が憎い。


 心の底から愛してきたはずの、家内が。


 
 憎い憎い憎い。恨めしい。

 信じることなんて、到底出来そうにない。



 だけど、そう思ってしまう自分自身が。




 ──怖い。