学芸会の準備は順調だった。 小道具も大道具もそれらしく出来上がって、俳優達の練習もピークを迎えていた。 学校から帰った恋は、自分の家のソファに寝そべって、学芸会の事を考えていた。 大道具の係の宗介は、今日も買い物に駆り出されて、二人は一緒に帰ってきていなかった。 ────宗介が帰って来たら何を話そうか。 連日の練習で疲れていた恋は微睡んで、やがてそのまま眠ってしまった。