学校から帰った恋は、家に帰って荷物を置くと、その足で宗介の家に向かった。 学校帰り隣の宗介の家に居るのは幼稚園からの恋の習慣で、今でもいつも変わらない。 玄関で靴を脱いでいると丁度宗介が上から階段を降りてきた。 「部屋行ってて。お茶持ってくる。」 宗介が言ったので、恋は階段をあがって二階の宗介の部屋へ入った。